Home Japan Japan — in Japanese 安倍改造内閣が発足、デフレ脱却へ経済優先 衆院解散「全く白紙」

安倍改造内閣が発足、デフレ脱却へ経済優先 衆院解散「全く白紙」

247
0
SHARE

第3次安倍第3次改造内閣が3日、 発足した。 学校法人「加計学園」 の 獣医学部新設問題などで内閣支持率が低迷する現状を踏まえ、 「結果本位の 『仕事人』内閣」 で失った信頼を回復したい考え。 安倍首相は同日夕、 官邸内で記者会見し、 アベノミクス政策を今後も推進し、 デフレからの 脱却をめざす選択肢も示した。 焦点となる憲法改正を巡って衆院解
[東京 3日 ロイター] – 第3次安倍第3次改造内閣が3日、発足した。学校法人「加計学園」の獣医学部新設問題などで内閣支持率が低迷する現状を踏まえ、「結果本位の『仕事人』内閣」で失った信頼を回復したい考え。安倍首相は同日夕、官邸内で記者会見し、アベノミクス政策を今後も推進し、デフレからの脱却をめざす選択肢も示した。焦点となる憲法改正を巡って衆院解散を断行するかは「まったく白紙」と明言を避けた。 改造内閣は、骨格となる菅義偉官房長官や麻生太郎副総理兼財務相は留任させる一方で、政権の新たな看板となる「人づくり革命」の担当相に茂木敏充・前自民政調会長(経済再生相も兼務)を起用。19閣僚のうち、6人を初入閣させた。 首相は会見の冒頭、加計学園や南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報隠し問題などで「国民の不信を招き、深く反省している」と陳謝した。 その上で首相は「政権奪還時の原点に立ち返り、信頼回復に一歩一歩努力重ねたい」と強調。実力本位の布陣で内閣支持率の低下に歯止めをかけたい考えを示した。 安倍首相はまた、今後も経済最優先で取り組む姿勢を強調した。茂木氏を指令塔に位置付け、「経済好循環をさらに加速させ、デフレ脱却成し遂げる」考えも示した。 憲法改正については「議論を深める必要から一石を投じた。スケジュールありきではない。(自民)党主導で進めていただきたい」と語った。その上で年内の衆院解散の可能性を問われ、「まったく白紙だ」と述べた。 <改憲論議「慎重に」> 内閣改造に先立つ自民党の役員人事で、首相は、高村正彦副総裁、二階俊博幹事長を留任させ、政務調査会長に岸田文雄外相、総務会長に竹下亘国対委員長を指名。3日午前の臨時総務会で了承された。 改造内閣は、骨格となる菅義偉官房長官や麻生太郎副総理兼財務相は留任させる一方で、政権の新たな看板となる「人づくり革命」の担当相に茂木敏充・前自民政調会長(経済再生相も兼務)を起用。19閣僚のうち、6人を初入閣させた。 首相は会見の冒頭、加計学園や南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報隠し問題などで「国民の不信を招き、深く反省している」と陳謝した。 その上で首相は「政権奪還時の原点に立ち返り、信頼回復に一歩一歩努力重ねたい」と強調。実力本位の布陣で内閣支持率の低下に歯止めをかけたい考えを示した。 安倍首相はまた、今後も経済最優先で取り組む姿勢を強調した。茂木氏を指令塔に位置付け、「経済好循環をさらに加速させ、デフレ脱却成し遂げる」考えも示した。 憲法改正については「議論を深める必要から一石を投じた。スケジュールありきではない。(自民)党主導で進めていただきたい」と語った。その上で年内の衆院解散の可能性を問われ、「まったく白紙だ」と述べた。 <改憲論議「慎重に」> 内閣改造に先立つ自民党の役員人事で、首相は、高村正彦副総裁、二階俊博幹事長を留任させ、政務調査会長に岸田文雄外相、総務会長に竹下亘国対委員長を指名。3日午前の臨時総務会で了承された。

Continue reading...