北朝鮮がアメリカの グアム島周辺に向けた弾道ミサイルの 発射を検討していると威嚇する中、 アメリカと韓国の 安全保障担当の 高官が電話で会談し、 最新の …
北朝鮮がアメリカのグアム島周辺に向けた弾道ミサイルの発射を検討していると威嚇する中、アメリカと韓国の安全保障担当の高官が電話で会談し、最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の本格運用を急ぐことなどをめぐって意見を交わしたものと見られます。 北朝鮮は先に中距離弾道ミサイル「火星12型」4発を日本の上空を通過させて、グアム島周辺に向けて発射する計画を検討していると威嚇し、アメリカのトランプ大統領は10日、「グアムに何かしたら、誰も見たことのないようなことが起きる」と述べるなど、北朝鮮を強く警告しています。 こうした中、ホワイトハウスで安全保障を担当するマクマスター大統領補佐官と韓国大統領府のチョン・ウィヨン(鄭義溶)国家安保室長が日本時間の11日朝、電話で会談しました。 韓国大統領府によりますと、会談では米韓両国が安全保障と国民の安全を確保するためにとる「段階的な措置」について、双方が緊密かつ透明性を持って協力することを確認したということです。 ムン・ジェイン(文在寅)政権は北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を受けて、アメリカの最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の本格運用を急ぐ姿勢に転じており、マクマスター補佐官とチョン室長は「THAAD」配備に反対する地元住民への説明といった本格運用に向けた手続きなどについて、意見を交わしたものと見られます。