自民党は12日の 党憲法改正推進本部の 全体会合で、 9条改正について議論を再開した。 憲法9条1、 2項を維持した上で自衛隊の 存在を規定する安倍晋三首相(党総裁)の 改憲…
自民党は12日の党憲法改正推進本部の全体会合で、9条改正について議論を再開した。憲法9条1、2項を維持した上で自衛隊の存在を規定する安倍晋三首相(党総裁)の改憲案をめぐり賛否が真っ二つに分かれた。党内の意見集約が困難な事態を見越し、両論併記を求める意見も相次いだ。 佐藤正久外務副大臣「ホップ・ステップ・ジャンプと考えたときに、いきなりジャンプではなく、まず一歩進めることが大事だ。自衛隊が憲法違反といわれずに、任務を遂行できる環境にすることを優先すべきだ」 衛藤晟一首相補佐官「今の憲法をベースにしながら、憲法解釈の範囲内で、まず第一歩をどう踏み出すかを本気で考えて、現実的な戦略論で対応すべきだ」 大沼瑞穂厚生労働政務官「戦後70年、憲法が受容されてきたという歴史をしっかり受け止めるべきだ。1、2項を残し、自衛隊を明記することが国民に受容されるのではないか」 石破茂元幹事長「今でも党議決定は平成24年の党改憲草案だ。交戦権なき自衛権という概念は存在しない。自衛隊には最高の栄誉と最高の規律が必要だ。軍事法廷の議論なしで『いいじゃないか』という姿勢には賛同できない」 続きを読む