【ニューヨーク時事】 米ニューヨーク・ マンハッタン南部で起きたピックアップトラックによるテロ事件で、 司法当局は1日、 ウズベキスタン出身の サイフロ・ サイポフ容疑者(29)を、 過激派組織「イスラム国」 (IS)を支援した容疑などで訴追した。 容疑者はISの 動画に刺激を
【ニューヨーク時事】米ニューヨーク・マンハッタン南部で起きたピックアップトラックによるテロ事件で、司法当局は1日、ウズベキスタン出身のサイフロ・サイポフ容疑者(29)を、過激派組織「イスラム国」(IS)を支援した容疑などで訴追した。容疑者はISの動画に刺激を受けたと認め、実際のテロ行動に「満足している」と供述しているという。 司法当局や米メディアによると、容疑者は1年前にテロを計画し始め、2カ月前にトラックを用いることを決めた。被害を大きくするため「より多くの市民が路上にいる」ハロウィーンを狙ったという。10月22日にはトラックを借りて、現場までの経路を確認していた。31日のテロでは8人が犠牲になった。 容疑者の携帯電話からは、ISに関連する大量の画像や約90本の動画が見つかったほか、IS戦闘員が捕虜を惨殺する動画もあった。司法当局者は記者会見で「憎悪とねじ曲がった思想に取りつかれていた」と批判した。 市警幹部はまた、容疑者はISがソーシャルメディアで示したトラックを使った襲撃方法に「ほぼ忠実」に従っていたと指摘した。トラック付近からは「ISは永遠」という趣旨の手書きのメモも見つかっている。 容疑者は2010年にウズベキスタンから合法的に米国に入国し、永住権を持つ。ニューヨーク州のクオモ知事はCNNテレビに、容疑者は米国で「過激思想に傾倒した」との見解を示した。(2017/11/02-12:09) 関連ニュース
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