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元東芝社長の西田氏死去=「攻めの経営」危機招く

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東芝の 社長や会長、 経団連副会長を歴任した西田厚聡(にしだ・ あつとし)氏が8日午後1時53分、 急性心筋梗塞の ため東京都内の 東芝病院で死去した。 73歳だった。 三重県出身。 告別式は近親者だけで行う。 西田氏は1975年に東芝に入社。 東芝ヨーロッパ上級副社長や東芝ア
東芝の社長や会長、経団連副会長を歴任した西田厚聡(にしだ・あつとし)氏が8日午後1時53分、急性心筋梗塞のため東京都内の東芝病院で死去した。73歳だった。三重県出身。告別式は近親者だけで行う。 西田氏は1975年に東芝に入社。東芝ヨーロッパ上級副社長や東芝アメリカ情報システム社長を経て、95年にパソコン事業部長に就任。マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏とも親交があり、「ダイナブック」で世界市場を席巻した東芝のパソコン事業の立役者として知られる。 2005年6月の社長就任後は、米原子力大手ウェスチングハウス(WH)の買収や半導体事業への多額の投資など「攻めの経営」を進めた。しかし、08年秋のリーマン・ショック後の世界的な景気後退から09年3月期に巨額損失を計上し、社長を退任した。 15年に発覚した不正会計問題では、社長時代に利益目標の達成を現場に強く迫ったことが利益の水増しを生んだと指摘され、相談役(当時)を引責辞任。 WHも巨額損失を出して今年3月に経営破綻するなど、強気の経営が現在の東芝の危機を招いたとの見方も出ていた。 (2017/12/10-00:21) 関連ニュース
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