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ドラム式洗濯機の事故どう防ぐ? 男児閉じ込められ死亡

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ドラム式洗濯機の 中に子どもが閉じ込められ、 死亡する事故は、 国内や海外で過去に何度も起きている。 2015年6月には、 東京都青梅市の 住宅で、 ドアが閉じた洗濯機の 中で7歳の 男児がぐったりした状態で発見さ…
ドラム式洗濯機の中に子どもが閉じ込められ、死亡する事故は、国内や海外で過去に何度も起きている。
2015年6月には、東京都青梅市の住宅で、ドアが閉じた洗濯機の中で7歳の男児がぐったりした状態で発見された。内部には取っ手などはなく、ドアは内部から開かない仕組みで、密閉された空間で窒息死したとみられる。08年以降、米国や韓国でも同様に子どもが洗濯槽に閉じ込められ、死亡する事故が相次いだ。
ドラム式洗濯機のドアは同様の構造のものが多い。消費者庁は14年と15年、一般向けのメールで注意を喚起。子どもが勝手に入らないようにドアを閉めることや、ゴムバンドをかけるなどしておく防止策を呼びかけた。メーカーも取扱説明書で注意を促したり、本体に警告のシールを貼ったりしている。
日本電機工業会(東京)は、チャイルドロック機能の活用を推奨する。運転中だけでなく、電源を切った状態でもドアが開かないようにできる。事故防止に効果があるとされ、多くの機種に採用されている。
青梅市の事故後、各メーカーは安全対策を強化。ドラム内に閉じ込められても、内側からドアを開けることができる「閉じ込め防止機能」を付けた機種も販売された。ただ、大阪市の大手家電量販店の売り場担当者によると、この機能付きの機種は数が少なく、「まずはチャイルドロックを役立ててほしい」と話している。

家庭での子どもの事故防止に取り組む「京(みやこ)あんしんこども館」(京都市)の中辻浩美看護師の話 遊びの一環で、大人では想像がつかないようなことをしてしまうのが子ども。4、5歳くらいになれば親の注意を理解できる年齢。洗濯機に入ったり、洗面台に上がったりして遊ぶことは危険ということをしっかりしつける必要がある。子どもだけでは洗面所に入らないようにしている家庭もあると聞く。チャイルドロック機能がある洗濯機を選び、常にロックをかけることや、ドアが簡単に開かないように安全具を使うことも大切だ。

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