まるで映画の ようなチームにも、 危機はあった。
カーリング女子・韓国代表チームは世界ランキング1位のカナダ、2位のスイス、カーリングの総本家・イギリスを破り、無敗行進中のスウェーデンまで下し、予選をトップで通過した。オリンピック初出場だが、目標は「 優勝 」。それを狙えるだけの実力も備えている。
中学・高校の先輩後輩でチームを結成し、オリンピックに出るまでのストーリーは、まるで「 映画のようだ 」と評判になっている。
しかし、このチームにも、危機はあった。
2014年のオリンピック代表選抜戦で脱落したときのことだ。
中央日報 によると、相手チームの選手が転倒してストーンに触れたことから、チームのリズムは完全に乱れた。
スキップの「 メガネ先輩 」ことキム・ウンジョン選手も、動揺でミスを連発した。
それまで7度も勝っていた相手に、ここで1度敗北したために、オリンピック出場権を逃したのだ。
彼らは代表選抜から外れた後、自分たちを責めながら涙を流した。キム・ウンジョン選手は「当時はカーリングをやめようかとも考えた」という。
この絶望に打ち勝つため、キム・ミンジョン監督が取った方法は、選手たちと3日間家に閉じこもって、黙々とガンダムのプラモデルとレゴを組み立て、無言の修業をすることだった。
ちなみにガンプラは「メガネ先輩」の趣味。
彼女は、ガンプラを完成させたとき、 フェイスブック で歓喜の報告をしている。
ZGMF-X20A Strike Freedom Gundam
ついにガンダムまで完成〜!
銃はなんと2つもある。それも合体できる。ハハ。ちゃんと持ててないのが落とし穴とはいえ..^^… 1個1個完成するにつれて分かってきた。姉さんは、ちっちゃいけど存在感バツグンの君に惚れてしまったよ。別のガンダムを作ろうという気がすっかり消えた… 君だけを見つめるよ。
「メガネ先輩」キム・ウンジョン選手 カーリング女子・韓国代表
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ハフポスト韓国版 から翻訳・加筆・編集しました。