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韓国 北朝鮮制裁の例外扱いで米と立場の隔たり拡大か

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北朝鮮がピョンチャンオリンピックで韓国に派遣する高位級の 代表団に国連の 安全保障理事会で制裁対象に指定された人物を含めたこ…
北朝鮮がピョンチャンオリンピックで韓国に派遣する高位級の代表団に国連の安全保障理事会で制裁対象に指定された人物を含めたことをめぐり、ムン・ジェイン(文在寅)政権は、制裁の例外扱いとして受け入れたいとしています。しかし、アメリカは、北朝鮮への圧力を強めるべきだとしていて、立場の隔たりは広がる一方となっています。 北朝鮮は7日、ピョンチャンオリンピックにあわせて、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の妹キム・ヨジョン(金与正)氏や、党副委員長のチェ・フィ氏ら3人を高位級代表団のメンバーとして派遣すると韓国に通知しました。 韓国大統領府は「朝鮮半島の緊張を緩和しようという北の意志が込められている」と歓迎しましたが、チェ氏は、国連安全保障理事会の決議の制裁対象となっていて、国連加盟国への渡航が禁止されています。大統領府の当局者は、チェ氏については制裁決議の例外扱いで韓国訪問を認めるよう、アメリカや国連安保理の制裁委員会と調整を始めたことを明らかにしました。 北朝鮮のオリンピック参加をめぐって、ムン・ジェイン政権は、アメリカや韓国の独自の制裁措置の例外扱いとして、韓国の旅客機の北朝鮮への飛行や、北朝鮮の貨客船マンギョンボン(万景峰)92号の韓国入港を認めています。 これに加えて国連安保理の制裁までも例外扱いを求めるようなら、北朝鮮への圧力を最大限まで強めるべきだとするアメリカとの立場の隔たりは広がる一方で、ムン大統領は、8日から韓国を訪問するペンス副大統領との会談で苦しい立場に立たされることも予想されます。

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