アメリカ政府が今月２３日に発動する予定の 鉄鋼製品などに対する輸入制限措置について、 中国外務省の 報道官は「中国は貿易戦争を…
アメリカ政府が今月２３日に発動する予定の鉄鋼製品などに対する輸入制限措置について、中国外務省の報道官は「中国は貿易戦争をしたいと思わないが怖くはないし逃げもしない」と述べ、発動されれば報復措置も辞さない姿勢を改めて示しました。 アメリカのトランプ政権は、中国による過剰生産により鉄鋼やアルミニウムが安く輸入されていることが、安全保障上の脅威になっているとして、中国などを対象に異例の輸入制限措置を２３日に発動する予定です。 これについて、中国外務省の華春瑩報道官は、２１日の記者会見で、「アメリカに利益がなければ中国との貿易がこれほど早く増えることはなく、鉄鋼などの関税の引き上げはアメリカの製造業などにも深刻な打撃を与える」と指摘しました。 そのうえで、華報道官は「いかなる国とも貿易戦争をしたいと思わないが仮に貿易戦争を強いられても中国は怖くはないし逃げもしない。必要な対抗措置を必ず取りみずからの正当な権益を守る」と強調し、輸入制限措置が発動されれば報復措置も辞さない姿勢を改めて示しました。
