米アカデミー賞メーキャップ＆ヘアスタイリング賞を日本人として初めて受賞した辻一弘さん（４８）は、 小学校時代に見た「スター・ ウォーズ」 をきっかけに映画に興味を持ち、 特殊メークの 世界を志した。 米アカデミー賞メーク部門で辻一弘さん受賞＝日本人初、 「夢かなった」 ２０１２年に映画界を引退し、 巨大な胸像を作る芸術家として活動していたが、 今回の 「ウィンストン・ チャーチル／ヒトラーから世界を救った男」 でチャーチルを演じたゲイリー・ オールドマンさんの 「辻以外ではやらない」 との 熱烈な言葉を受け復帰した。 当初は
米アカデミー賞メーキャップ＆ヘアスタイリング賞を日本人として初めて受賞した辻一弘さん（４８）は、小学校時代に見た「スター・ウォーズ」をきっかけに映画に興味を持ち、特殊メークの世界を志した。
米アカデミー賞メーク部門で辻一弘さん受賞＝日本人初、「夢かなった」
２０１２年に映画界を引退し、巨大な胸像を作る芸術家として活動していたが、今回の「ウィンストン・チャーチル／ヒトラーから世界を救った男」でチャーチルを演じたゲイリー・オールドマンさんの「辻以外ではやらない」との熱烈な言葉を受け復帰した。 当初は日本を拠点に活動したが、一念発起して１９９６年に渡米。「もしも昨日が選べたら」などでこれまで２回、同賞にノミネートされた。 受賞作では過去の映像や写真に加え、著作や発言集、絵画にも目を通し、「チャーチルはどんな人だったのか」を模索しながら顔を彫刻したという。もともと人間の再現に興味があったといい、今年１月に来日した際のインタビューでは「照明やカメラの助けがなくても一人の人間として誰もが疑わないものを目指している」と話していた。（2018/03/05-12:04）
