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トランプ氏、米韓FTA合意保留も 対北朝鮮で圧力

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【ワシントン清水憲司】 トランプ米大統領は29日、 大筋合意を発表したばかりの 米韓自由貿易協定(FTA)について「北朝鮮との 合意まで(最終決定を)保留するかもしれない」 と述べた。 4月27日の 南北首脳会談を控え、 韓国に対し、 北朝鮮に妥協せず、 非核化実現を迫るよう圧力をかける狙いがあるとみられる。
【ワシントン清水憲司】トランプ米大統領は29日、大筋合意を発表したばかりの米韓自由貿易協定(FTA)について「北朝鮮との合意まで(最終決定を)保留するかもしれない」と述べた。4月27日の南北首脳会談を控え、韓国に対し、北朝鮮に妥協せず、非核化実現を迫るよう圧力をかける狙いがあるとみられる。
中西部オハイオ州での演説で語った。トランプ氏は聴衆に「なぜ(保留する)か分かるか? 強いカードになるからだ」と述べた。
トランプ氏は「北朝鮮とは非常にうまく進んでいる。言葉のやり取りは少し沈静化してきた」と情勢が改善してきたとの認識を示した。その上で5月にも行う米朝首脳会談について「良いものになるかもしれないし、そうでないかもしれない。もし良くなければ立ち去るし、良いなら喜んで応じる」と語った。
米韓両国は今月下旬、FTA大筋合意とともに、韓国が鉄鋼製品の対米輸出量を3割減らす代わりに米国の輸入制限の対象外にすることで合意した。また、両国通貨当局が通貨安誘導で自国製品の輸出を有利にする「競争的切り下げ」を禁止することでも合意。この条項は「強制力を伴わない」(ホワイトハウス高官)ことで決着した。

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