韓国と北朝鮮の 閣僚級会談が29日午前、 軍事境界線がある板門店の 北朝鮮側施設「統一閣」 で始まった。 ４月末に板門店で開催される文在寅（ムン・ ジェイン）大統領と金正恩（キム・ ジョンウ
【ソウル＝鈴木壮太郎】韓国と北朝鮮の閣僚級会談が29日午前、軍事境界線がある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で始まった。４月末に板門店で開催される文在寅（ムン・ジェイン）大統領と金正恩（キム・ジョンウン）委員長の首脳会談の日程と議題を調整する。 29日、南北閣僚級会談に出席するためソウルを出発する韓国の趙明均統一相（左から２人目）ら＝共同 韓国側は趙明均（チョ・ミョンギュン）統一相、北朝鮮側は祖国平和統一委員会の李善権（リ・ソングォン）委員長がそれぞれ首席代表として出席する。韓国大統領府関係者によると、今回の会談で、首脳会談の日程が確定する可能性が高い。 趙氏は29日朝、報道陣に「南北首脳会談が成功裏に開催できるよう北側とよく協議したい」と語った。北朝鮮の非核化問題については「我々が重点を置いて議論する議題だ」と語った。 北朝鮮の金委員長は28日まで中国を訪れ、習近平（シー・ジンピン）国家主席と会談して、南北首脳会談や米朝首脳会談について意見交換した。中国側では共産党指導部の楊潔篪政治局員が29日から韓国を訪問し、文大統領らに中朝首脳会談の結果について説明する。
