Home Japan Japan — in Japanese 東日本大震災の余震「依然活発で、今後も注意が必要」 地震調査委員会が発表

東日本大震災の余震「依然活発で、今後も注意が必要」 地震調査委員会が発表

345
0
SHARE

「7年が経っても影響は続いている。 大きな余震が起きないだろうと思わず、 津波に備えて適切に避難してほしい」
発生から7年となる東日本大震災の余震活動について、政府の地震調査委員会は9日、「依然活発で、今後も注意が必要」とする見解を発表した。過去の巨大地震では地震発生から7~11年後に津波を伴う大地震が起きた例もあるとして、注意を呼びかけている。
調査委によると、マグニチュード(M)4以上の地震は、2017年3月からの約1年間に、200回発生した。震災直後の1年間と比べて25分の1以下になったが、震災前の平均より約5割多い。この間、最も揺れが大きかったのは、10月6日に福島県沖で起きた地震(M5・9)で、福島県楢葉町と川内村で震度5弱を観測した。
04年のインドネシア・スマトラ島沖の巨大地震(M9・1)では7年半後にM8・6、11年後にもM7・8の巨大な余震が起き、津波も発生。陸地から遠い海底で起こる「アウターライズ」と呼ばれる型の地震で、条件の似た東北沖でも起こる可能性があるという。
調査委員長の平田直・東京大教授は「(東日本大震災から)7年が経っても影響は続いている。大きな余震が起きないだろうと思わず、津波に備えて適切に避難してほしい」と話した。
(朝日新聞デジタル 2018年03月10日 05時52分)

Continue reading...