29日午前の 東京株式市場で日経平均株価は反発し、 前日比122円66銭(0.58%)高の 2万1153円97銭で前場を終えた。 上げ幅は200円を超える場面があった。 北朝鮮情勢を巡る緊張緩和や1ドル=10
29日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比122円66銭(0.58%)高の2万1153円97銭で前場を終えた。上げ幅は200円を超える場面があった。北朝鮮情勢を巡る緊張緩和や1ドル=106円台後半に下落した円相場を受け、海外投資家の買い戻しが入った。米中の貿易摩擦激化への警戒感がくすぶり、上値は重かった。中小型株には個人投資家の買いが入った。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発した。食料品やサービス業など年初来の下げがきつかった銘柄の上げが目立った。市場では「買い戻しの域を出ておらず、上値では戻り待ちの売りが多い」(ネット証券の情報担当者)との声も聞かれた。 前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆1252億円、売買高は5億8728万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1175と、全体の5割強を占めた。値下がりは810、変わらずは93銘柄だった。 今期の連結純利益が従来予想を上回る見通しだと発表したJXTGが買われた。後発薬子会社を売却すると発表した エーザイ も上昇した。 アサヒ や 花王 、 ファストリ は上げた。一方、M&A(合併・買収)の検討で大規模増資が懸念された武田が下落した。 パナソニック や 東エレク 、 ソニー も安い。 東京海上 や 住友鉱 、 楽天 が下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕