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フェイスブックCEOが対応の不備認める

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【ワシントン清水憲司】 米フェイスブック(FB)の マーク・ ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は9日、 大量の 個人情報流出問題について、 「悪用防止に十分なことをしていなかったの は明らかだ。 我々の 責任について十分見渡せていなかった。 大きな過ちだった」 と対応の 不備を認めた。 10、 11日の 議会公聴会に向け
【ワシントン清水憲司】米フェイスブック(FB)のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は9日、大量の個人情報流出問題について、「悪用防止に十分なことをしていなかったのは明らかだ。我々の責任について十分見渡せていなかった。大きな過ちだった」と対応の不備を認めた。10、11日の議会公聴会に向けて準備した書面を公表した。
ザッカーバーグ氏は、個人情報の流出のほか、FB上でのフェイク(偽)ニュースやヘイトスピーチの拡散、米大統領選でロシア政府系機関がネット広告を通じて世論に影響を与えようとしたことを挙げ、「私がFBを始め、経営してきた。そこで起こったことに私は責任がある」と陳謝した。利用者や、FB上でつながった「友達」の情報が英データ分析会社に不正に渡った問題については「利用者が(自分の)情報をコントロールできるだけでは十分でなく、(データを扱う業者が)情報を保護することを確認しないといけない」との考えを示した。
またザッカーバーグ氏は、アプリ使用時に業者に渡る情報を氏名とプロフィル写真、メールアドレスに限定したり、どのアプリが自分の情報を得ているか分かりやすくしたりするなどの対策を進めると表明。コスト増が見込まれるが、「(利用者は)利益の最大化より重要だ」「私が経営する限り、広告や業者が優先されることはない」との決意も示した。
ただ、過去にアプリを通じて業者に渡った情報が流用される可能性が指摘されている。不正が疑われる場合には業者にデータ使用を禁じる方針だが、個々の業者の状況については現在も「調査中」であることを明らかにした。

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