評論家の 西部邁さん＝当時（７８）＝の 入水自殺を手助けしたとして、 警視庁に自殺幇助（ほうじょ）容疑で逮捕された東京ＭＸテレビ子会社社員の 窪田哲学（４５）と会社員、 …
評論家の西部邁さん＝当時（７８）＝の入水自殺を手助けしたとして、警視庁に自殺幇助（ほうじょ）容疑で逮捕された東京ＭＸテレビ子会社社員の窪田哲学（４５）と会社員、青山忠司（５４）の両容疑者が、昨年のうちに西部さんから依頼を受け、入水時に使用したロープなどを準備したと供述していることが６日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は２人が、周到に計画を立てていたとみて調べている。
また、自殺当日に東京・新宿で西部さんと合流後、現場の多摩川まで、青山容疑者が借りたレンタカーで移動していたことも判明。事前に準備したロープやハーネスなどの道具をこの車で運搬し、現場で使用したとみられる。
発見時、西部さんはハーネスを着用し、ロープで多摩川土手の樹木につながれていた。口の中にはフィルムケース大の瓶が入っており、中身は空だったが、窪田容疑者は「粉末が入っていた」などと話しているといい、警視庁が内容物の鑑定を進めている。
西部さんは１月２１日早朝、東京都大田区の多摩川で流されているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。
