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「まぐれではない」清宮プロ初アーチ

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○日本ハム8-2オリックス●(9日・ 京セラドーム大阪) 打った瞬間に確信した。 日本ハムの 大物ルーキー清宮が一振りで仕留めた打球は、 美しい放物線を描いて右翼席へと吸い込まれた。 プロ初出場から24打席目で飛び出した初アーチに、 「これまでいろいろと打席を重ねてきて打てたホームランなの で、 まぐれではない
○日本ハム8-2オリックス●(9日・京セラドーム大阪)
打った瞬間に確信した。日本ハムの大物ルーキー清宮が一振りで仕留めた打球は、美しい放物線を描いて右翼席へと吸い込まれた。プロ初出場から24打席目で飛び出した初アーチに、「これまでいろいろと打席を重ねてきて打てたホームランなので、まぐれではないかな」。高校通算最多とされる111本塁打を記録した18歳が、希代のホームラン打者へ新たな一歩を踏み出した。
新人とは思えない冷静さだ。二回に先頭で打席に入ると、オリックス先発・ディクソンの初球のスライダーを迷うことなく振り抜いた。初球に変化球が来ると読んだのは「勘だった」というが、前日にディクソンの試合の映像を見て配球を研究し、試合前の打撃練習でも何度もタイミングの取り方を確認していた。周到な準備に裏打ちされた好球必打。甘く入ってきた1球をバットの芯でとらえた。
2日のデビュー戦からの連続試合安打を「7」に伸ばし、原辰徳(元巨人)ら大打者を上回ったが、「ヒットとホームランは違う。ホームランの方が気持ちいい」と愛らしい笑みを浮かべた清宮。初のヒーローインタビューでは「自分の声が遅れて聞こえてくるので、しゃべりにくかった」と初々しい一面も見せながら、「忘れられない一日になった」とはにかんだ。【長田舞子】

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