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中国の国産空母、初の試験航海 就役前倒しか

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中国が遼寧省大連で建造している国産空母が13日朝、 初の 試験航海へ出港した。 艦内設備などの 工事をしていた大連の 埠頭を離れたことが確認された。 黄海や渤海を航行し、 動力な
中国初の国産空母(9日、遼寧省大連市)=共同 【大連=原島大介、北京=永井央紀】中国が遼寧省大連で建造している国産空母が13日朝、初の試験航海へ出港した。艦内設備などの工事をしていた大連の埠頭を離れたことが確認された。黄海や渤海を航行し、動力などの基本性能を確認するとみられる。早ければ年内にも海軍へ引き渡し、2020年と想定されていた就役が19年に前倒しになる可能性がある。 この空母は中国独自の設計・技術で建造した初の国産空母。中国はウクライナ製の中古艦を改良した空母「遼寧」が既に就役しており、2隻目の空母となる。17年4月に進水式を開いた後、約1年で試験航海にこぎつけた。当初は19年初めに試験航海に入るとみられていたが、建造ペースを加速しているもようだ。 基本設計は「遼寧」を模倣しており、原子力を使わない通常動力艦。甲板前方には艦載機を発艦させる「スキージャンプ台」と呼ばれる傾斜滑走路がある。艦名はまだついていない。 中国は上海でもう1隻の空母を建造しているとされる。今年2月には中国国有の造船大手、中国船舶重工集団は原子力空母の開発計画を表明した。今後も国産空母の建造・配備を進め、習近平(シー・ジンピン)指導部が目指す「海洋強国」の確立を目指す。 遼寧省海事局は18日まで渤海の大連沖の海域を航行禁止に指定しており、試験航海のための措置とみられる。習近平国家主席は7~8日に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長と会談するために大連に入ったばかり。習氏がその際に空母を視察したとの観測もある。

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