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倒壊塀、2年前に「危険」 学校側指摘に「安全」

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市教委、 職員による検査実施も、 「安全」 判断でその ままに 18日に大阪府北部を震源にした地震で同府高槻市の 市立寿栄小学校の ブロック塀が倒れ、 登校中だった小学4年の 三宅璃奈さん(9)が犠牲になった事故で、 高槻市教委は21日、 2年前に学校側からブロック塀の 危険性を指摘する声が上がっていたことを明らかにし
18日に大阪府北部を震源にした地震で同府高槻市の市立寿栄小学校のブロック塀が倒れ、登校中だった小学4年の三宅璃奈さん(9)が犠牲になった事故で、高槻市教委は21日、2年前に学校側からブロック塀の危険性を指摘する声が上がっていたことを明らかにした。市教委は当時、職員による検査を実施して「安全」と判断し、そのままにしていたという。
市教委は21日夜、同校の体育館で非公開の保護者説明会を開催した。こうした経緯を説明した後、報道陣の取材に応じた。
説明によると、同校の田中良美校長が2016年2月ごろ、防災に詳しいアドバイザーと一緒に校区の危険箇所を点検した際、事故が起きたブロック塀について「危ないかもしれない」と指摘を受けた。田中校長はすぐに市教委に報告して検査を依頼。市教委学務課の職員が壁をハンマーでたたく検査を実施したが、「安全」と判断し、それ以上は対処しなかった。当時の判断の根拠などについては、市教委は「確認したい」と述べるにとどめた。
曖昧な説明に、保護者会の出席者からは不満の声が漏れた。2年生の男児を通わせる母親(37)は「もっと詰めて話をしてほしかった。納得がいかない」と話した。【池田一生、矢追健介、金志尚】

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