佐賀県にある玄海原子力発電所４号機について、 九州電力は、 16日午前11時に原子炉を起動し、 再稼働させました。
佐賀県にある玄海原子力発電所４号機について、九州電力は、16日午前11時に原子炉を起動し、再稼働させました。 佐賀県玄海町にある九州電力・玄海原発４号機では、16日午前11時に核分裂反応を抑える制御棒を引き抜いて原子炉を起動し、およそ６年半ぶりに再稼働しました。 ４号機は、16日夜遅くから17日の未明にかけて、核分裂反応が連続する「臨界」に達する見通しで、今月20日には発電と送電を始め、早ければ来月10日に営業運転に入る計画です。 玄海原発では、３号機がことし３月に再稼働したあと、配管から蒸気が漏れるトラブルがあり、九州電力では４号機でも同じようなトラブルがないか点検を行っています。 電力各社によりますと、建設中の原発も含め、全国で17基の原発が稼働を目指していますが、国の審査が続いていたり、合格しても安全対策の工事が行われたりしていて、ことし稼働する原発は、玄海原発４号機が最後となる見通しです。
