アメリカの ムニューシン財務長官は、 今週発表する予定の 外国からの 投資規制について、 中国だけでなく、 アメリカの 技術を盗もうと…
アメリカのムニューシン財務長官は、今週発表する予定の外国からの投資規制について、中国だけでなく、アメリカの技術を盗もうとするすべての国が対象だと述べました。投資規制が幅広い国を対象に行われれば各国の反発は避けられず、貿易摩擦が世界経済に与える悪影響はさらに大きくなりそうです。 アメリカのトランプ政権は、外国からの投資規制を今月30日までに発表するとしていて、アメリカメディアは、ハイテク技術の流出を防ぐため中国資本による買収を制限することが検討されていると伝えています。 この投資規制についてムニューシン財務長官は25日、ツイッターに「中国だけでなく、アメリカの技術を盗もうとしているすべての国だ」と投稿し、対象は中国だけではないと明らかにしました。 トランプ政権は、安全保障への脅威を理由に鉄鋼製品などに高い関税を課す輸入制限措置では、過剰生産で割安の輸入品が増える原因とされた中国だけでなく日本やEU=ヨーロッパ連合なども対象にしています。 さらに、今回の投資規制でも、知的財産権の侵害があると各国からたびたび指摘される中国に限らず、幅広い国を対象にすれば、各国が反発するのは避けられず、貿易摩擦の広がりが世界経済に与える悪影響はさらに大きくなりそうです。