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タイ洞窟、少年ら13人の救出作業始まる

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タイ当局者は8日の 記者会見で、 北部チェンライ県の タムルアン洞窟に取り残されている地元サッカーチームの 少年12人と男性コーチ計13人の 救出作業を、 同日午前10時(日本時間正午)に開
【チェンライ=共同】タイ当局者は8日の記者会見で、北部チェンライ県のタムルアン洞窟に取り残されている地元サッカーチームの少年12人と男性コーチ計13人の救出作業を、同日午前10時(日本時間正午)に開始したと発表した。最初のグループは同日午後9時(日本時間同11時)ごろに洞窟を脱出する見通しとしている。
8日、タイ北部チェンライ県のタムルアン洞窟近くに到着した救急車=ロイター
脱出が成功すれば、行方不明から16日目で奇跡の生還となる。世界が注目する救出劇は大きな節目を迎えた。
当局者らによると、タイ海軍特殊部隊や外国からの潜水士らが8日、洞窟に入り救出に向かった。全長約10キロの洞窟の中ほどの広い場所からさらに約400メートル行った先に避難している少年ら1人につき2人の潜水士が付き添い、順次脱出を進める。当局者は「最後の1人まで救出を続ける」と言明した。
タイ北部チェンライ県で、少年ら13人の救出作業の開始を発表する当局者=共同
海軍などは、少年らの健康状態を最優先し、食料や医薬品を搬送して体力回復を促してきた。洞窟内の水位も低下し、脱出開始に向けた環境が整った。今後予想される降雨で洞窟内の水位が再び上昇する前に脱出を開始したい思惑もあったとみられる。
少年らは6月23日、サッカーの練習後に入った洞窟で水位が上昇し、外に出られなくなったとみられている。避難しているところを7月2日に潜水士らに発見された。来た道を引き返して脱出するには潜水しなければならない場所があり、海軍特殊部隊が少年らに潜水技術を教えるなど準備を進めていた。

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