大相撲名古屋場所の 十両は、 傷害事件の 被害を受けたあと番付を下げていた元幕内の 貴ノ岩が、 13勝２敗どうしの 優勝決定戦を制し…
大相撲名古屋場所の十両は、傷害事件の被害を受けたあと番付を下げていた元幕内の貴ノ岩が、13勝２敗どうしの優勝決定戦を制して優勝し、来場所の幕内復帰を確実にしました。 モンゴル出身の貴ノ岩は、去年10月、元横綱・日馬富士から暴行を受け去年の九州場所から２場所続けて休場しましたが、事件の被害者として十両にとどめ置く救済措置が取られ、西十両12枚目で復帰した春場所と続く夏場所でいずれも勝ち越していました。 今場所は、西十両３枚目で臨み初日に隆の勝に敗れましたが、その後は、力強い四つ相撲がさえ、14日目まで13連勝と元幕内上位の実力を発揮していました。 貴ノ岩は、千秋楽の22日、旭秀鵬と対戦し敗れたものの13勝２敗で並んだ隆の勝との優勝決定戦では、引き落としで勝って十両優勝を果たしました。 貴ノ岩は、５場所ぶりの幕内復帰を確実にしました。 貴ノ岩は、「決定戦は勝っても負けても思い切り行こうと思っていた。優勝はうれしいです。今場所は、場所前の稽古も集中してできたし体も動いていた」と振り返りました。 そのうえで、幕内復帰については「また１枚でも上を目指して精進し、三役を目指したい」と話していました。
