安倍晋三首相は９日、 西日本を中心とする豪雨で被災した愛媛県の 中村時広知事と首相官邸で面会した。 首相は「財政負担を気にせず思い切り対応してもらえるよう政府として責任を持って財政的な措置を取っていく」 と述べ、 同県をはじめとする被災自治体を全面支援する方針を伝えた。 中村知事は「深刻な事態に対応するには政府の 支援が不可欠だ」 として、 （1）復旧や被災者の 生活再建に向けた要員派遣の 継続（2）激甚災害の 早期指定（3）被災者生活再建支援制度の 適用拡大－などを要請。 首相は「安心して、 できることは全てやってほし
安倍晋三首相は９日、西日本を中心とする豪雨で被災した愛媛県の中村時広知事と首相官邸で面会した。首相は「財政負担を気にせず思い切り対応してもらえるよう政府として責任を持って財政的な措置を取っていく」と述べ、同県をはじめとする被災自治体を全面支援する方針を伝えた。 中村知事は「深刻な事態に対応するには政府の支援が不可欠だ」として、（1）復旧や被災者の生活再建に向けた要員派遣の継続（2）激甚災害の早期指定（3）被災者生活再建支援制度の適用拡大－などを要請。首相は「安心して、できることは全てやってほしい」と求めた。 首相と中村知事の面会は、学校法人「加計学園」問題をめぐる愛媛県文書の存在が明らかになって以降初めて。 これに先立って、政府は非常災害対策本部の第２回会合を首相官邸で開催。首相は席上、被災者生活支援チームの設置を指示した。これを受け、同チームは局長級の幹事会を開き、（1）物資供給（2）自治体への職員派遣（3）避難所の環境整備（4）仮設住宅確保－などに取り組むことを確認した。 菅義偉官房長官は記者会見で、警察や自衛隊による部隊が７万４０００人態勢で捜索・救助活動に当たっていると報告。食料・給水支援、入浴支援などに加え、避難所などへのエアコン配備を進めていると説明した。（2018/07/09-18:19）
