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米国人「日本に住んで一番ハードな夏」

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埼玉県熊谷市で国内観測史上最高の 41.1度を記録した23日、 西日本も繁華街や豪雨被災地で厳しい暑さに見舞われた。 熱中症による搬送が相次ぐ中、 学校現場では部活や学校活動の 制限に乗り出すところも出ている。
埼玉県熊谷市で国内観測史上最高の41.1度を記録した23日、西日本も繁華街や豪雨被災地で厳しい暑さに見舞われた。熱中症による搬送が相次ぐ中、学校現場では部活や学校活動の制限に乗り出すところも出ている。
大阪市中央区のアメリカ村にある「ロングソフトクリーム アメリカ村店」には客が殺到した。長さ約40センチの特大ソフトクリームの平日売り上げは1日50個ほどだが、この日は約80個。市内の小学4年の男児は「自分が溶けちゃいそう。暑いから冷たくておいしい」とソフトクリームを頬張った。韓国から観光で来たキム・ナリさん(18)は、日差しを避けてアーケードのある同区の黒門市場へ。「むっちゃ暑い。明日からは店舗中心に回りたい」と話していた。
京都市はこの日も38.7度を記録。祇園祭の後祭(あとまつり)の宵山に訪れた大阪府八尾市の会社員、山本めぐみさん(32)は「夕方から回り始めた。かき氷で水分補給します」。米オハイオ州出身で同府枚方市在住のパーカー・ロムさん(26)は「日本に住んで一番ハードな夏」と酷暑に驚いていた。右京区のわかさスタジアム京都では、全国高校野球選手権京都大会の準々決勝4試合があり、暑さを避けるため第3、4試合を2時間半繰り下げ、第4試合は午後7時過ぎからのナイターとなった。
広島県坂町小屋浦4の竹中賢治さん(69)は、西日本豪雨で自宅が床上浸水。床下も泥が5センチたまり、23日は近所の人たちとかき出しを続けた。早朝から夕方まで休憩を挟んで作業し、「ゴールが見えんのじゃけえ、なかなか続かんよ」と、連日の猛暑に疲れを隠せない様子だった。
大阪府箕面市教委は今月19日から、熱中症の危険度を示す「暑さ指数」が28度以上になった場合、小中学校での屋外の活動・部活動を中止している。ただ、室内や体育館はエアコンを使えば活動は可能。大阪府教委も、府立学校や市町村教委に事故防止のため柔軟な対応を取るよう通知。府立学校では午前11時~午後2時の部活動を原則禁止する学校もある。【【竹田迅岐、国本ようこ、小西雄介、芝村侑美】

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