西日本を襲った記録的な豪雨による死者は11日までに12府県で計170人となった。 同日になって岡山県で安否不明者が大幅に増え、 ７府県で90人程度の 安否が依然分かっていない。 懸命の 捜索活動が続いているが、 被害はさらに拡大する恐れが出ている。 水位が…
西日本を襲った記録的な豪雨による死者は11日までに12府県で計170人となった。同日になって岡山県で安否不明者が大幅に増え、７府県で90人程度の安否が依然分かっていない。懸命の捜索活動が続いているが、被害はさらに拡大する恐れが出ている。 水位が下がった場所で行方不明者の捜索をする消防隊員（11日午後、岡山県倉敷市真備町） 岡山県は11日、倉敷市真備町地区を中心に新たな安否不明者が判明したと発表し、県内の不明者の合計は５人から43人に増えた。警察や消防に「連絡が取れない」といった情報が寄せられていた人について、ようやく自宅周辺の水が引いたことで不在の確認が進んだという。 総務省消防庁によると、11日正午時点で被災地全域の避難者数は6985人。断水はなお約24万４千戸（同日正午時点）に上り、広島、岡山、島根の３県の約800戸（同日午後１時時点）で停電が続いた。
