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RCEP閣僚会合開幕 安倍首相「公正な市場を」

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日本や中国、 インド、 東南アジア諸国連合(ASEAN)など16カ国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の 閣僚会合が1日午前、 都内で開幕した。 ASEAN以外の 国で開くの は初めて。 世耕弘成経済産業相は…
日本や中国、インド、東南アジア諸国連合(ASEAN)など16カ国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の閣僚会合が1日午前、都内で開幕した。 ASEAN以外の国で開くのは初めて。世耕弘成経済産業相は冒頭に「やり方次第で年内妥結は可能だ」と述べ、交渉を急ピッチで進める意欲を示した。閉幕後には早期合意に向けた共同声明を取りまとめ、世界的な保護主義の流れをけん制する考えだ。 RCEP東京閣僚会合であいさつする安倍首相(1日午前、東京都新宿区) RCEP東京閣僚会合で記念写真に納まる参加国の閣僚ら(1日午前、東京都新宿区) 安倍晋三首相は冒頭「世界で保護主義への懸念が高まるなか、RCEPにはこれまで以上に注目が集まっている。自由でルールに基づく公正なマーケットを作り上げよう」と呼びかけた。経産相も「簡単ではないが、政治的意思とやり方次第では年内妥結は実現可能と考えている。その道筋をつけたい」と協力を求めた。 RCEPは2013年に交渉を開始。関税撤廃や電子商取引、知的財産など全18分野での自由化ルールを決める。実現すれば世界の人口の半分、国内総生産(GDP)の3割をカバーし、11カ国による環太平洋経済連携協定(TPP)を上回る規模の一大自由貿易圏が誕生する。ただ、自由化の水準をめぐって参加国の間で隔たりが大きく、合意できたのは2分野にとどまっている。

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