安倍晋三首相は21日、 西日本豪雨による災害について「24日には一連の 災害を激甚災害に指定する」 と表明した。 国の 補助率がかさ上げされる激甚災害の 適用対象に公民館や図書館、 私立学校も加える意向を示し「自治体は財政措置を心配することなく、 安心して迅速に復旧へ取り組んでほしい」 と呼び掛けた。 視察先の 広島県…
安倍晋三首相は21日、西日本豪雨による災害について「24日には一連の災害を激甚災害に指定する」と表明した。国の補助率がかさ上げされる激甚災害の適用対象に公民館や図書館、私立学校も加える意向を示し「自治体は財政措置を心配することなく、安心して迅速に復旧へ取り組んでほしい」と呼び掛けた。視察先の広島県呉市内で記者団の質問に答えた。 土砂災害の被災状況を視察する安倍首相(21日、広島県熊野町)=代表撮影 首相は、会社が被災し、休業を余儀なくされた企業や労働者の支援に向けて「実際には離職していない方でも離職者とみなし、手当を受けることができるようにする」と語った。 首相はこれに先立ち、広島県熊野町と呉市の土砂崩れ現場を視察。土砂崩れで一時は通行止めになった山陽自動車道の被災状況や、警察官や消防団員らが犠牲となった土砂災害の現場を回った。 避難所も訪ね、被災者らをねぎらった。首相は「豪雨のすさまじい被害、自然災害の脅威を改めて認識した」と話した。 広島県の湯崎英彦知事らとの意見交換会では「国はさらに力強く支援を進めたい」と述べた。