群馬県中之条町の 横手山(2305メートル)東麓に同県防災ヘリ「はるな」 (ベル412EP型)が墜落した事故で、 搭乗していた9人全員の 死亡が確認された。 11日、 うち6人の 身元が特定され、 残る3人の 確認を県警が進めている。 ヘ【社会】
群馬県中之条町の横手山(2305メートル)東麓に同県防災ヘリ「はるな」(ベル412EP型)が墜落した事故で、搭乗していた9人全員の死亡が確認された。11日、うち6人の身元が特定され、残る3人の確認を県警が進めている。ヘリは位置情報の通信が途絶える直前、上空で急旋回していたことが判明。県警や国の運輸安全委員会は、何らかのトラブルが起きた可能性もあるとみて調べている。
9人もの死者を出す航空事故は、今回と同型機の長野県消防防災ヘリが墜落し、搭乗者9人全員が死亡した昨年3月以来。県警は、業務上過失致死容疑を視野に捜査を本格化させる。
死亡したのは、県防災航空隊員4人と 吾妻 ( あがつま ) 広域消防本部(群馬県東吾妻町)職員5人。10日に墜落した後、8人が発見され、うち2人が収容されたが、1人が行方不明のままだった。11日は自衛隊や県警などが現場を捜索し、不明だった1人を発見。7人を収容した。