兵庫県加古川市の 権現（ごんげん）ダムで大阪市淀川区の 小西優香さん（２０）の 遺体が衣装ケースに入った状態で見つかった事件で、 県警加古川署捜査本部は１８日、 大阪市西区立売堀６、 森翔馬容疑者（２０）と同市生野区巽北４、 稲岡和彦容疑者（４２）を死体遺棄容疑で逮捕したと発表した。
兵庫県加古川市の権現（ごんげん）ダムで大阪市淀川区の小西優香さん（２０）の遺体が衣装ケースに入った状態で見つかった事件で、県警加古川署捜査本部は１８日、大阪市西区立売堀６、森翔馬容疑者（２０）と同市生野区巽北４、稲岡和彦容疑者（４２）を死体遺棄容疑で逮捕したと発表した。
逮捕容疑は、両容疑者は共謀し、９日午前７時半～１１日午前８時４０分ごろ、加古川市平荘町前山の権現ダムに小西さんの遺体を遺棄したとしている。両容疑者とも「遺棄していない」と容疑を否認しているという。
捜査本部は、遺棄現場や小西さんの自宅の周辺に設置された防犯カメラの映像などから割り出し、１７日に森容疑者、１８日未明に稲岡容疑者を逮捕した。小西さんが死亡した経緯についても両容疑者が知っているとみて、捜査本部は殺人容疑も視野に捜査を進める。
小西さんの遺体は１１日朝、衣装ケースに入れられ、ダム湖南側の岸から数メートルの場所に浮いているのを釣り人に発見された。ケースには重りとしてロープで土のうが付けられていた。遺体発見現場のダムはＪＲ加古川駅から北に７キロの山あいにあり、捜査本部は車で遺体を運んだとみている。
小西さんの死亡推定時刻は１０日午後で死因は不明。自宅室内に荒らされた形跡はなく、１人で外出後にトラブルに巻き込まれたとみられる。【黒川優】
