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大阪桐蔭の藤原「1大会で全方向に本塁打」

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〇大阪桐蔭(北大阪)11-2浦和学院(南埼玉)●(18日・ 阪神甲子園球場、 準々決勝) 待ってましたとばかりに大阪桐蔭の 4番・ 藤原はフルスイングし、 打球を右翼席へ運んだ。 2点リードの 五回2死、 浦和学院の 先発右腕・ 渡辺の 投じた初球の 内角ぎりぎりの 直球を「絞って打つことができた」 と読み切って引っ張った
〇大阪桐蔭(北大阪)11-2浦和学院(南埼玉)●(18日・阪神甲子園球場、準々決勝)
待ってましたとばかりに大阪桐蔭の4番・藤原はフルスイングし、打球を右翼席へ運んだ。2点リードの五回2死、浦和学院の先発右腕・渡辺の投じた初球の内角ぎりぎりの直球を「絞って打つことができた」と読み切って引っ張った。
三回1死満塁の第2打席では俊足を生かして一塁適時内野安打としたが、140キロ台後半の内角直球に苦しんでいた。五回の第3打席では、捕手・畑が大きなジャスチャーで中堅手を左翼方向に寄せたことで、藤原は「真っすぐで詰まらせようとしている」とバッテリーの内角攻めを確信。これまでよりボール2、3個分、前で捉えるイメージを持って強振し、畑を「(渡辺の)ベストボール。逆方向にフライが行くと思った」と脱帽させた。
八回2死後にはバックスクリーンに放り込み、甲子園では昨春センバツ決勝以来の1試合2本塁打で5打点目。今大会2回戦で左越え2ランを放っており、「1大会で全方向に本塁打を打てるのは今までなかった」と状態の良さを実感する。
これで西谷監督は甲子園での春夏通算勝敗数を53勝9敗とし、PL学園(大阪)元監督の中村順司氏の58勝10敗を勝率で上回った。優勝に向けての「最終スタートライン」と位置づけていた準々決勝で2桁得点の快勝。「自信を持って次に行ける」と藤原。史上初の2度目の春夏連覇に向け、チームの勢いも一気に加速してきた。【藤田健志】

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