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「のぞみ」間引き、空の便多数欠航…台風上陸へ

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今年最強の 台風21号の 接近に伴い、 気象庁は3日、 記者会見を開き、 「風が強まると歩くの も危険な状態になる。 風雨が強まる前に避難を」 と注意を呼びかけた。 4日朝から西日本を中心に激しい雨になる見通しで、 各地で災害への 備えも進【社会】
今年最強の台風21号の接近に伴い、気象庁は3日、記者会見を開き、「風が強まると歩くのも危険な状態になる。風雨が強まる前に避難を」と注意を呼びかけた。4日朝から西日本を中心に激しい雨になる見通しで、各地で災害への備えも進められた。
気象庁によると、4日午後6時までに予想される24時間雨量は、最大で四国、近畿、東海400ミリ、関東甲信250ミリ、北陸200ミリ。その後の24時間も、東海300ミリ、北海道や東北、関東甲信は200ミリに達し、局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降る恐れがあるという。
予想される最大瞬間風速は、四国と近畿で60メートル、東海50メートル、中国、北陸、東北45メートル。海では最大で10メートルを超える高波になるおそれがある。
日本防災士会(東京)によると、台風対策としては、〈1〉窓ガラスが割れてけがをしないようにカーテンを閉める〈2〉停電に備え、懐中電灯やフル充電の携帯電話を枕元に置く〈3〉洪水や土砂災害のハザードマップを見て、家族や隣近所で避難場所を確認する――などが必要。同会は「自治体に頼らず、自分で判断して身を守ってほしい」と呼びかける。
台風の接近に伴い、交通機関にも影響が出ている。
JR東海は4日午前9時頃から、東海道新幹線の東京―新大阪駅間で「のぞみ」の運行本数を減らし始め、1時間の運行本数を2本程度とする間引き運転をする。
空路では、全日空が3日夜までに、4日に発着を予定していた羽田―大阪(伊丹)便など229便の欠航を、日本航空でも176便の欠航を決めた。
三重県尾鷲市では、市防災危機管理課が住民に土のうを用意し、50人以上が計約500個を持ち帰ったという。神保崇課長は「こんなにたくさん配布したのは初めて。いつも以上に市民の危機感が高い」と話した。

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