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「ピョンヤン共同宣言」米朝協議のこう着状態を打開するか

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韓国の ムン・ ジェイン(文在寅)大統領と北朝鮮の キム・ ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は19日、 共同宣言に署名しました…
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は19日、共同宣言に署名しました。この中で北朝鮮は、アメリカの出方によってはニョンビョン(寧辺)の核施設を廃棄する用意があると表明し、非核化をめぐる米朝協議のこう着状態を打開することになるのか注目されます。 韓国のムン・ジェイン大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン委員長は19日午前、2日目の首脳会談を行ったあと、「ピョンヤン共同宣言」に署名しました。 この中で非核化に関して、「アメリカの相応の措置に従って、ニョンビョンにある核施設を永久に廃棄するといった追加的な措置を取る用意がある」とされました。 また北朝鮮北西部のトンチャンリ(東倉里)にあるミサイル発射場に関しては、「専門家の立ち会いの下、永久に廃棄することにした」とされました。 これを受けて、米朝の仲介役となってきたムン大統領は、来週アメリカを訪問して、24日にトランプ大統領と会談する予定で、ニョンビョンの核施設廃棄の前提条件とされた「アメリカの相応の措置」が何を意図するのかなど、首脳会談でキム委員長が示した考えを詳しく説明することにしています。 キム委員長としては、核実験場の爆破に続いて非核化に向けた具体的な措置を取る用意があると表明したことになり、米朝協議のこう着状態を打開することになるのか、トランプ大統領やホワイトハウス高官たちの評価が注目されます。 また19日の宣言では、キム委員長が「近い時期にソウルを訪問する」とも盛り込まれ、具体的な時期についてムン大統領は、順調にいけばことし中だという見通しを明らかにしました。

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