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「最悪の決定」住民らため息=地裁判断に落胆と憤り-大分・伊方原発

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「最悪の 決定だ」 。 四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の 運転差し止めを認めない決定を出した大分地裁前では28日午後3時すぎ、 「司法は屈した」 の 垂れ幕が掲げられると、 待ち構えていた支援者らから「あーっ」 とため息が漏れた。 決定後の 記者会見で、 申立人の 中山田さつきさん(64)は「平和に安全に自分の 人生をまっとうするという当たり前の ことが、 どうして発電所によっておびやかされなくてはいけないの か」 と憤りをあらわにした。 小坂正則さん(65)も「裁判所と県民の 社会通念はあまりにもかけ離れている」 と肩を落とし
「最悪の決定だ」。四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の運転差し止めを認めない決定を出した大分地裁前では28日午後3時すぎ、「司法は屈した」の垂れ幕が掲げられると、待ち構えていた支援者らから「あーっ」とため息が漏れた。 決定後の記者会見で、申立人の中山田さつきさん(64)は「平和に安全に自分の人生をまっとうするという当たり前のことが、どうして発電所によっておびやかされなくてはいけないのか」と憤りをあらわにした。 小坂正則さん(65)も「裁判所と県民の社会通念はあまりにもかけ離れている」と肩を落とした。「だが、私たちはあきらめない。最後まで一緒に戦おう」と集まった約70人の支援者を前に声を張り上げた。 大分県は伊方原発から最短で約40キロの距離にある。弁護団代表の河合弘之弁護士は「大分は原発立地地元ではなく、1円も1キロワットも受け取っていないが、事故があれば四国よりひどい被害に遭いかねない『被害地元』。声を上げ続けて」と住民を鼓舞した。(2018/09/28-18:54)

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