北海道胆振地方を震源とする大規模地震で、 安否不明者の 捜索は9日も続き、 土砂崩れの 起きた厚真町で新たに4人の 死亡が確認された。 警察や消防、 自衛隊、 海上保安庁は24時間態勢で残る不明者1人の 救出作業に全力を挙げた。 【関連情報】 北海道・ 胆振地方で震度7 道によると、 これまでに死亡が確認されたの は厚真町の 35人の ほか、 むかわ町、 新ひだか町、 苫小牧市、 札幌市で各1人の 計39人。 避難所に身を寄せる被災者は2544人(9日午後10時現在)に上る。 全半壊した建物は計50棟に及び、 安平町、 平取町、 北広島市、 日高
北海道胆振地方を震源とする大規模地震で、安否不明者の捜索は9日も続き、土砂崩れの起きた厚真町で新たに4人の死亡が確認された。警察や消防、自衛隊、海上保安庁は24時間態勢で残る不明者1人の救出作業に全力を挙げた。
【関連情報】北海道・胆振地方で震度7
道によると、これまでに死亡が確認されたのは厚真町の35人のほか、むかわ町、新ひだか町、苫小牧市、札幌市で各1人の計39人。避難所に身を寄せる被災者は2544人(9日午後10時現在)に上る。全半壊した建物は計50棟に及び、安平町、平取町、北広島市、日高町、むかわ町に避難指示が出ている。
一方、広範囲に影響を及ぼした停電は、9日までに北海道全域でほぼ解消した。ただ、需要ぎりぎりの不安定な電力供給が続いており、週明け以降は電力需要が高まるとみられるため、北海道電力は住民や企業に節電への協力を呼び掛けた。 厚生労働省によると、一時6万1700戸余りに上った道内の断水は9日午後1時現在で8486戸まで減少。一時1万5000戸余りが断水した札幌市でも一部を除いてほぼ解消した。一方、厚真町では全約2100戸で断水が続き、自衛隊などが給水支援を行っている。(2018/09/09-23:38)