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心が折れそう、でも耐え忍び…大坂が初の8強

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全米オープン・ 女子シングルス4回戦(3日) 大坂なおみ(日清食品)は心が折れそうになりながらも耐え忍び、 4大大会で自身初の 8強をつかみ取った。 「全ての ポイントでファイトしようと思った。 今日はすごい日だと思う」 。 ベンチに戻るとタオルで顔を覆って肩を震わせながら感極まり、 しばらく動けなかった。
大坂なおみ(日清食品)は心が折れそうになりながらも耐え忍び、4大大会で自身初の8強をつかみ取った。「全てのポイントでファイトしようと思った。今日はすごい日だと思う」。ベンチに戻るとタオルで顔を覆って肩を震わせながら感極まり、しばらく動けなかった。
第1セットを先取し快調に滑り出したが、第2セットで勢いを止められた。アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)の気迫あふれる強打の前に、大坂の足は止まり、ラケットも振り切れなくなったように見えた。1-0から5ゲームを連取されるなどしてこのセットを失い、劣勢の雰囲気が漂っていた。
最終セットは「このまま負けたら自分が許せなくなるかもしれない」と不安もよぎったというが、我慢強く気持ちを立て直した。第3ゲームでブレークされても、すぐに第4ゲームをブレークバック。好機を生かし切れない場面もあったが、「すべての球に100%集中した」という大坂の気持ちは最後まで切れなかった。第10ゲームは4度目のマッチポイントでサバレンカを振り切り、20歳同士の新鋭対決を制した。
4大大会への挑戦は3年目。3歳の頃に日本から米国に移住した大坂にとって、地元開催となる全米オープンは2年続けて3回戦の壁に阻まれ、その度に悔し涙を流した。「この場所で準々決勝に行くことを夢見て、一つの目標を達成できた」。成長の証しであるうれし涙は格別だった。【浅妻博之】

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