競馬の 武豊騎手が、 ＪＲＡ＝日本中央競馬会の レースで前人未到となる通算4000勝を達成しました。
競馬の武豊騎手が、ＪＲＡ＝日本中央競馬会のレースで前人未到となる通算4000勝を達成しました。 通算4000勝まであと３勝としていた武騎手は、29日、兵庫県の阪神競馬場で第３レースと第５レースに勝って節目の勝利に王手をかけて、第10レースで４番人気のメイショウカズヒメに騎乗しました。 レースでは、スタート直後から逃げ馬をマークしながら２番手で力をため、最後の直線で先頭に立つと、そのまま後続を振り切って１着となりました。 49歳の武騎手は1987年にデビューし、1992年から９年連続で最多勝に輝くなど勝利を積み重ね、2007年には2944勝目を挙げ、元騎手の岡部幸雄さんが39年かけてつくった当時のＪＲＡの最多勝記録を21年目で更新しました。 その後も卓越した騎乗技術で勝利数を増やし、29日、前人未到となる通算4000勝の節目の勝利を挙げました。 武騎手は、三冠馬、ディープインパクトなどでＪＲＡのＧ１レースも歴代最多の75勝を挙げていて、特に春と秋に行われる天皇賞では合わせて14勝を挙げるなどめっぽう強く、優勝馬に贈られる盾にちなんで「平成の盾男」とも呼ばれています。 武騎手は、地方や海外のレースで挙げた178勝を加えると、通算4178勝を挙げています。
