ストレート勝ちが見え始めた第３セット終盤。 日本は２２－１７から６連続失点で逆転を許す。 ここで指揮官は、 この 日初めてアタッカー長岡、 セッター冨永を投入。 冨永からの …
ストレート勝ちが見え始めた第３セット終盤。日本は２２－１７から６連続失点で逆転を許す。ここで指揮官は、この日初めてアタッカー長岡、セッター冨永を投入。冨永からのトスを、長岡が「しっかり期待に応えたかった」と鮮やかにたたき込むと、割れんばかりの歓声が上がった。
中田監督は口元に笑みを含んで「（采配は）勘でした」。傾きかけた流れを引き戻し、最後はチーム最多２１得点の古賀がサーブで相手を崩して勝負あり。今大会控えに回った冨永は「たった１点だけど、すごく大きな１点だった」と喜びをかみしめた。
中２日で始まる２次リーグでは、１次リーグの対戦成績が持ち越される。強豪ぞろいのＤ組４チームと対戦する日本にとって、難敵に勝って決めた２位通過の意味は大きい。（川峯千尋）
