(パ・ クライマックスシリーズ・ ファーストステージ第1戦、 ソフトバンク8-3日本ハム、 ソフトバンク1勝、 13日、 ヤフオクD)パ・ リーグの クライマックスシリーズ(…
(パ・クライマックスシリーズ・ファーストステージ第1戦、ソフトバンク8-3日本ハム、ソフトバンク1勝、13日、ヤフオクD)パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)はファーストステージ(3試合制)が開幕し、レギュラーシーズン2位・ソフトバンクが3位・日本ハムに8-3で快勝。一回にアルフレド・デスパイネ外野手(32)が右越えに満塁本塁打を放つなど、自慢の攻撃陣で圧倒した。14日の第2戦で勝つか引き分ければ、5年連続のファイナルステージ進出が決まる。
白球が近づくにつれ、鷹ファンで埋め尽くされた右翼席が興奮のるつぼと化した。 CSファーストステージ初戦。その一回にデスパイネが、グランドスラムで空気を変えた。
「当たった瞬間、完璧だった。満塁だったし、最高の気分だったよ」
一回、日本ハムにあっさりと先制点を奪われたが、すぐに“5倍返し”だ。柳田の右前適時打で同点とした直後の無死満塁。主砲が相手先発、上沢の直球を捉え、球団では2011年の松中信彦以来、7年ぶりの満塁弾をたたき込んだ。
一回の満塁弾は史上初。電光石火の5得点でシーズン前半に4連敗を喫した上沢を攻略した。工藤監督も「回を追うごとによくなる投手。立ち上がりに攻略するという気持ちが出た」と目尻を下げた。
実は、助っ人は前日12日は腹痛で別メニュー調整だった。藤本打撃コーチは「下痢ちゃうか?」と苦笑いも「いい休養になったかな」と元気な姿に安心した。本人は「問題ない」と症状を隠したが、3打数2安打4打点の大活躍で全快を証明した。