未明に上がった火の 手はあっという間に民家をの み込んだ。 仙台市太白（たいはく）区の 住宅街で１８日未明に起きた住宅火災は、 焼け跡から６人の 遺体が見つかる惨事となった。 火柱とともに大きな破裂音が鳴り響き、 現場は騒然とした雰囲【社会】
未明に上がった火の手はあっという間に民家をのみ込んだ。仙台市 太白 （ たいはく ） 区の住宅街で１８日未明に起きた住宅火災は、焼け跡から６人の遺体が見つかる惨事となった。火柱とともに大きな破裂音が鳴り響き、現場は騒然とした雰囲気に包まれた。
「助けて」「１１９番して」――。同日午前２時過ぎ、火災現場の向かいのアパートで仕事をしていた黒沼公輔さん（３５）は外から甲高い叫び声を聞き、アパートを飛び出した。住宅の玄関付近から炎が立ち上り、大きな破裂音が１０回ほど立て続けに響いた。黒沼さんは「玄関を開けると火柱が２階まで上がっていた」と話した。
近くのマンションに住む男性（７１）は、破裂音の直後、駆け付けた多くの消防車のサイレン音で火災に気付いたという。７階のベランダからは炎が住宅の２階部分を包んでいるのが見えた。「２０年ほど暮らしているが、この静かな住宅街でまさか」と驚いた。
