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日中の防衛相 防衛交流本格化で一致

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来週の 安倍総理大臣の 中国訪問を前に、 岩屋防衛大臣は中国の 魏鳳和国防相とシンガポールで3年ぶりの 日中防衛相会談を行い、 中国…
来週の安倍総理大臣の中国訪問を前に、岩屋防衛大臣は中国の魏鳳和国防相とシンガポールで3年ぶりの日中防衛相会談を行い、中国の海洋進出を強める動きに懸念を伝えた一方、両氏はこの会談を契機に防衛交流を本格化することで一致しました。 会談の冒頭、岩屋大臣は、中国が沖縄県の尖閣諸島周辺の日本の領海に繰り返し侵入している現状を念頭に「東シナ海をどのようにして、平和、協力、友好の海としていくか議論したい」と述べました。 そのうえで、東シナ海や南シナ海で海洋進出を強める中国の動きについて「一方的な現状変更の試みは認められない」と述べ、懸念を伝えたのに対し、魏国防相は「沿岸の国々とは良好な関係で、海洋も安定している。航行の自由は脅かされていない」と反論しました。 一方で魏国防相が「日中関係を改善させようという習近平国家主席と安倍総理大臣の決意に基づいて、われわれも防衛交流を進めよう」と述べたのに対し、岩屋大臣もこれに同意し、この会談を契機に防衛交流を本格化することで一致しました。 そして、ことし6月に運用が始まった、海上や空での偶発的な衝突を避けるための連絡方法などを取り決めた「海空連絡メカニズム」について、まだ整備されていない防衛当局間のホットラインの早期設置を目指すことを確認したほか、閣僚だけでなく自衛隊と中国軍のトップなどの相互訪問も協議することで一致しました。 会談のあと岩屋大臣は「安倍総理大臣の中国訪問を控えているタイミングで、日中の関係改善に資するものにするのが会談の大きな目的だった。中国は大事な隣国で信頼醸成のための努力もしていかなければならない」と述べました。

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