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東証、宮原社長に10%・1カ月分の報酬減額処分=システム障害で

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[東京 23日 ロイター] – 東京証券取引所は23日、 株式売買システム「アローヘッド」 で発生した一部接続障害で市場の 円滑な運営に支障が出たとして、 宮原幸一郎社長の 月額報酬を10%、 1カ月減額するな
[東京 23日 ロイター] – 東京証券取引所は23日、株式売買システム「アローヘッド」で発生した一部接続障害で市場の円滑な運営に支障が出たとして、宮原幸一郎社長の月額報酬を10%、1カ月減額するなど幹部職員の処分を決めたと発表した。同社は金融庁に提出した報告書を公表し、メリルリンチ日本証券からの大量の通信電文がシステム障害の直接の原因だったと指摘した。
システム障害では4基ある負荷分散装置の1基がダウンした。東証は取引に参加する証券会社に対して、複数の負荷分散装置に接続できるよう仕様書で求めていたが、実際には接続できない証券会社が相次いだ。東証は報告書で、接続できなかった理由として、各社の事務、システム方式の違いを挙げたが、引き続き確認作業を続けていくとした。
再発防止策として、合同で接続を確認する訓練や同様の事象が起きてもシステムガダウンしないよう、設定を変更することなどを盛り込んだ。
東証は午後6時から会見する。
(和田崇彦)

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