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目黒女児虐待死 児童相談所に“複数の問題” 厚労省専門家会議

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東京 目黒区で5歳の 女の 子が両親から虐待を受けて死亡した事件について、 厚生労働省の 専門家会議が、 児童相談所の 対応などの 検…
東京 目黒区で5歳の女の子が両親から虐待を受けて死亡した事件について、厚生労働省の専門家会議が、児童相談所の対応などの検証結果を取りまとめました。東京に転居する前に一家が住んでいた香川県の児童相談所が、リスク評価の記録を作成していないなど、複数の問題があったと指摘しています。 ことし3月、東京 目黒区の当時5歳の女の子が、両親からくり返し虐待を受けて死亡し、自宅から見つかったノートには、ひらがなで「ゆるしてください、おねがいします」といった言葉が書かれていました。 厚生労働省の専門家会議は、児童相談所の対応などを検証し、3日、その結果を取りまとめました。 検証結果によりますと、事件の1か月余り前まで一家が住んでいた香川県の児童相談所は、女の子を2度にわたって一時保護していましたが、けがの時期が特定できないことなどを理由に、施設に入所させる措置を申し立てていませんでした。 リスクについて、5段階の真ん中にあたる「中度」とみていて、対応の段階ごとに作られるリスク評価の記録も作成していませんでした。 さらに、東京への転居を理由の一つとして、両親への面談などを行う行政措置を解除していたということです。 東京の児童相談所への引き継ぎでも、けがの写真などの客観的な記録が伝えられず、危険性が高いケースだと判断されないまま、事件が起きたということです。 今後の対応策として、転居先の児童相談所への引き継ぎは、リスク評価の資料などとともに対面で行うことや、引き継ぎを受けた側も情報提供を求め、みずから対応を検討することが必要だとしています。 厚生労働省は検証結果を全国の都道府県などに周知し、児童相談所での対応の徹底などを求めることにしています。

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