米国は5日、 イランの 石油や金融部門を中心に経済制裁第2弾を再開した。 イランの ミサイルや核開発を制限すると共に、 中東地域で高まるイランの 軍事・ 政治的影響力を抑える狙い。
[ワシントン 5日 ロイター] – 米国は5日、イランの石油や金融部門を中心に経済制裁第2弾を再開した。イランのミサイルや核開発を制限すると共に、中東地域で高まるイランの軍事・政治的影響力を抑える狙い。
2015年の核合意で解除された米国の制裁が復活する。また、イランの石油、船舶、保険、銀行部門の約300の団体などが制裁対象に追加された。
トランプ米大統領は今年5月、主要国とイランが結んだ核合意について、米国が交渉したなかで最悪の合意だとし、離脱を表明した。
制裁の詳細は米東部時間8時半(日本時間午後10時半)にポンペオ国務長官とムニューシン財務長官が記者会見で発表する予定。
イラン産原油の主要輸入国である中国、インド、韓国、日本、トルコなどには、180日間イラン産原油の輸入を容認するとみられる。