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南極観測隊運ぶ砕氷艦「しらせ」出港 東京

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60回目を迎える日本の 南極観測隊を運ぶ砕氷艦「しらせ」 が10日東京の 晴海ふ頭から出港しました。 オーストラリアに寄港して観…
60回目を迎える日本の南極観測隊を運ぶ砕氷艦「しらせ」が10日東京の晴海ふ頭から出港しました。オーストラリアに寄港して観測隊員を乗せたあと南極に向かいます。 「しらせ」は海上自衛隊が保有する全長138メートルの世界最大級の砕氷艦で、厚さ1メートル50センチの氷を砕きながら時速5キロメートル前後で進むことができます。 10日は東京 中央区の晴海ふ頭で式典が行われ、自衛隊員ら乗組員およそ180人を前に海上自衛隊の村川豊海上幕僚長が「地球温暖化が進む中で南極観測や『しらせ』の役割は重要になっている。油断せずに任務にあたってほしい」とあいさつしました。 そのあと船は午前10時半すぎ、ゆっくりと岸壁を離れ、出港しました。 日本の南極観測隊は今回で60回目を迎え、研究者などの観測隊員と支援など行う同行隊をあわせると過去最多の100人が参加する予定です。 南極では地球温暖化の予測の精度を高めるため大規模レーダーを設置して大気の観測を行うほか、気候変動の研究のため氷を掘り下げて80万年以上前の古い時代にできた「アイスコア」と呼ばれる氷の塊を採取する場所の選定など行う予定です。 「しらせ」は今月下旬オーストラリアに寄港して、観測隊員らを乗せたあと、来月後半に南極の昭和基地近くの海岸に到着し、隊員や物資を基地に送り届ける予定です。

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