【ワシントン時事】 トランプ米大統領は１７日、 カリフォルニア州で記者団に、 サウジアラビア人記者ジャマル・ カショギ氏殺害事件に関する「詳細な報告書」 を１９日か２０日にも受け取ることを明らかにした。 サウジの ムハンマド皇太子の 事件への 関与について、 「可能性はある」 と指摘したが、 「まだ判断していない」 とも述べ、 明言を避けた。 複数の 米メディアは１６日、 皇太子が殺害を命じたと米中央情報局（ＣＩＡ）が結論付けたと報じたが、 国務省の ナウアート報道官は１７日、 声明を発表し、 報道について「米政府が最終結論に至った
【ワシントン時事】トランプ米大統領は１７日、カリフォルニア州で記者団に、サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏殺害事件に関する「詳細な報告書」を１９日か２０日にも受け取ることを明らかにした。サウジのムハンマド皇太子の事件への関与について、「可能性はある」と指摘したが、「まだ判断していない」とも述べ、明言を避けた。 複数の米メディアは１６日、皇太子が殺害を命じたと米中央情報局（ＣＩＡ）が結論付けたと報じたが、国務省のナウアート報道官は１７日、声明を発表し、報道について「米政府が最終結論に至ったというのは不正確だ」として否定した。 米政府はこれまで、事件に関わったとしてサウジ当局者１７人を制裁対象に指定したが、皇太子は含まれていない。事件が起きたトルコのエルドアン大統領は皇太子の関与を強く示唆しているものの、サウジ側は「全く関係がない」としている。 ナウアート氏は「解明されていない疑問が数多く残っている。国務省は事件に関連する事実を求め続けている」と、背後関係に関する米側の調査は続いていると強調。「殺害を計画した者や指揮した者に責任を負わせるために追加措置を模索していく」と説明した。（2018/11/18-11:56）
