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日経平均は反発、買い一巡後は膠着 売買代金4年5カ月ぶり低水準

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[東京 27日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は反発した。 前週末の 米株高を受けた買いが先行した後は、 膠着感の 強い展開となった。 今晩の 英米市場が休場となるため手掛けにくさが意識されたほか、 日米首脳会談後の 会見を見極めた…
[東京 27日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は反発した。前週末の米株高を受けた買いが先行した後は、膠着感の強い展開となった。今晩の英米市場が休場となるため手掛けにくさが意識されたほか、日米首脳会談後の会見を見極めたいとの姿勢も強く、指数は伸び悩んだ。東証1部の売買代金は2014年12月以来、4年5カ月ぶりの低水準だった。
TOPIXは前週末比0.38%高で取引を終了した。業種別では鉱業が上昇率トップ。電気・ガスなどが上昇率上位に入った。半面、水産・農林、パルプ紙がさえない。日経平均に対してはファーストリテイリング の上昇が約32円の押し上げ要因となった。
トランプ米大統領は26日、日本との通商合意について7月の参院選後まで待つとの姿勢をツイッターで示した。「目先の不安材料の一つが遠のいた」(三井住友DSアセットマネジメント、シニアストラテジストの市川雅浩氏)との声も聞かれ、全体相場の支援材料となったが、先物を含め積極的な売買は手控えられ、大引けにかけて動意薄の流れとなった。
個別銘柄では北の達人コーポレーション がストップ高。同社は24日、刺すヒアルロン酸化粧品『ヒアロディープパッチ』の累計販売数が約1000万枚となり、予約待ち人数が3万人超になっていると発表した。先行きの収益寄与に期待する買いが膨らんだ。
また日産自動車 がしっかり。欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とフランス大手ルノーが経営統合する可能性が浮上し、材料視された。
東証1部の騰落数は、値上がり1293銘柄に対し、値下がりが734銘柄、変わらずが114銘柄だった。
日経平均
終値 21182.

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