無線操縦ヘリコプターの趣味が高じて、ドローンオペレーターになった福山武治さん(62)=札幌市。操縦方法がヘリもドローンも同じだったことが奏功し、導入当初から操縦技術にたけたオペレーターとして高い評価を得た。
無線操縦ヘリコプターの趣味が高じて、ドローンオペレーターになった福山武治さん(62)=札幌市。操縦方法がヘリもドローンも同じだったことが奏功し、導入当初から操縦技術にたけたオペレーターとして高い評価を得た。時代の波に乗り仕事舞い込み
に脱サラし、合同会社「北海道スカイビュー」を設立。時代の波に乗り、仕事が次々と舞い込んだ。
初めてドローンを買ったのは15年。その前年に飛行中の機体を制御する装置を購入し、約半年をかけて自作ドローンもつくっていた。
言うまでもなく、市販ドローンの性能は自作ドローンのはるか上を行っていた。札幌のテレビ局から「生中継でドローンを使いたい」とオファーがあったのも、ちょうどこの頃だ。ニセコの雄大な山々と五色温泉を映し出す仕事だった。
当時はまだ珍しい存在だったドローンならではの事件も起きた。
、ドローンが首相官邸に落下。出頭してきた当時40歳の無職男性が威力業務妨害容疑で逮捕されたのだ。男性は「反原発を訴えるために総理官邸にドローンを飛ばした」などと供述した。
この事件をきっかけにドローンの飛行ルールを定めた改正航空法が施行され、人口密集地での飛行は原則禁止された。「事件までは自由に飛ばせたが、事件をきっかけに白い目で見られることもあった」映画「ゴジラ-1.