6月14日に開幕するサッカーの ワールドカップ(W杯)ロシア大会を前に27日、 大阪市鶴見区の 区民センターで、 大会に出場する32カ国の 家庭料理の 調理体験ができるイベントがあった。
6月14日に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会を前に27日、大阪市鶴見区の区民センターで、大会に出場する32カ国の家庭料理の調理体験ができるイベントがあった。
地域新聞を編集する同区の吉村大作さん(38)が「平和の祭典の出場国に紛争地があることを知ってほしい」と主催した。出場国の一つ、ナイジェリアで起きているイスラム過激派テロによる被害者を支援するのが目的。インターネットのクラウドファンディングを通じて寄付を募っている。金額に応じて出場国の料理のレシピがもらえる仕組み。
約30人の親子連れらがレシピを参考に、各国の家庭料理づくりに挑んだ。1次リーグH組で日本と対戦するコロンビア、セネガル、ポーランドの出身者と腕前を競う料理対決もあった。鶏肉をレモンと玉ねぎのソースで煮込んだセネガルの料理「ヤッサギナール」が日本の昆布のおにぎりなどを退けて勝利した。吉村さんは「親子で料理しながら、W杯観戦もいいですね」と話していた。
寄付は(https://camp-fire.jp/projects/view/73087)を通じて6月10日まで。【山本夏美代】