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出生率 九州5県で上昇 昨年 「西高東低」傾向鮮明に

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厚生労働省が1日発表した2017年の 人口動態統計によると、 九州・ 沖縄8県の うち5県で合計特殊出生率(1人の 女性が生涯に産む子供の 推定数)が昨年より上昇した。 出生率が上昇した13県の うち西日本が9県を占め「西高東低」 の 傾向が浮き出た。 全国平均は1.43と前年より低下し、 九州・ 沖縄…
厚生労働省が1日発表した2017年の人口動態統計によると、九州・沖縄8県のうち5県で合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供の推定数)が昨年より上昇した。出生率が上昇した13県のうち西日本が9県を占め「西高東低」の傾向が浮き出た。全国平均は1.43と前年より低下し、九州・沖縄の全県を下回った。 福岡が1.51、佐賀が1.64、熊本が1.67、鹿児島が1.69でそれぞれ前年を0.01ポイント上回った。宮崎は0.02ポイント上昇の1.73だった。長崎(1.70)、大分(1.62)、沖縄(1.94)は前年を下回った。 8県のうち福岡以外は全国で10位以内と高水準だ。最も低かった東京都は1.21で0.03ポイント低下。次いで低い北海道は1.29で横ばいだった。 九州経済調査協会(福岡市)の小柳真二氏は「九州・沖縄は1人の既婚女性が産む人数が他の地域より多い」と指摘する。既婚率の低下傾向は他と変わらないが、住環境や近くに住む親族の有無などが影響している可能性がある。

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